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2015年11月

2015年みかん販売

※年内販売分は、25日をもって完売・終了いたしました      ※

※蔵出しみかんの販売は、1月下旬ころからを予定しております※

※改めてご案内しますのでしばらくお待ちください         ※

大変お待たせいたしました。

今年のみかんの申し込み受け付け始めます。

(ブログへアップするの忘れてました~~、ゴメン!!)

<状況>
今年は、6年目にして最大の試練の年となりました。
その試練は今年の正月の父の事故から始まりました。
父の見舞い等で大きく時間が割かれ、すべての農作業が後手後手に回り、そのことが更に農作業の増加につながり、園地も荒れました。
悪いことに、例年以上に病害虫の発生がとても多い年で、慣行農で特にダメージが広がり、その対策に追われ、自然農に手が回らなくなりました。
それでもみかんは実ってくれました。
ただし、収穫量は少なく、見た目の品質も悪くなっています。

さらに楽光みかんも、昨年のならし過ぎが畑に多大の負荷となり、今年は反動で収穫が見込めず、樹の樹勢回復に多大なエネルギーが奪われ、試練に拍車がかかりました。
今年は、ひたすら無事乗り切ることだけを願いつつ、それでも何とか皆様のお手元におみかんを届けたいと、最後のエネルギー(これから始まるのですが:笑)を振り絞ります。

<変更>
減収は予想されていたので、今年から「早生みかん(宮川)」の自然農での栽培をスタートさせました。
これまで栽培していたのは「晩生みかん」で、本来はいったん蔵に入れて2月以降に、蔵出しみかんとして販売するみかんですが、それを僕は年末に販売していました。

年内に市場に流通しているのはほとんどが「早生みかん」です。その中でも宮川は一番人気のあるみかんです。

今年はこの「早生みかん(宮川)」から販売し、売り切れた時点で「晩生みかん」に切り替えます。
申し訳ありませんが、品種の指定は受け付けません。
また、今年は「みかん精みかん」と「ジュニア」の区別も行いません。ミックス販売となります。
味のばらつきが出ていたらごめんなさい。

また、楽光みかんも大変品薄となっているので、そちらに注文が入って対応できない分は、僕のみかんを回して対応します。
ですから、「きのむすび・楽光合同販売」となり、「売り切れゴメン」でご了承ください。


<商品>
A-1.みかん10キロ        4000円(送料込)
A-2.みかん5キロ         2300円(送料込)
A-3.みかん10キロ(梅干付)  4500円(送料込)
A-4.みかん5キロ(梅干付)  2800円(送料込)
A-9.みかん10キロ(加工用)  1600円(送料込)
※ 梅干は250g程度
※ 加工用は「大きすぎor小さすぎor見た目の品質悪い」もの
※ 沖縄・北海道への発送は、別途200円料金がかかります。

<販売>
年内2回発送作業します。

第1回 12月7~10日ごろ
第2回 12月21~25日ごろ

<みかんの注文>
以下の内容を、「きのむすびみかん注文」と題して、メールにてお知らせください。
ken3_musubi@nifty.com

1.発送希望日(第1回or第2回)
2.希望商品と箱数
3.発送先のお名前
4.発送先の郵便番号・住所・電話番号
5.発送者の名前
6.発送者の郵便番号・住所・電話番号
7.支払い請求の方法(請求書を同封するかどうか)

以上です。

最後まで頑張ります。ご支援よろしくお願いします。
もちろん皆さんのご支援は、おみかんを買ってくれることです~~(笑)

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むすび通信135号(農哲3:無肥料栽培)

2015.8.20発信)

 

○無肥料

 

タイトルに無肥料栽培と付けましたが、私たちは肥料を使わないことを前提としているわけではありません。肥料がなくても作物は育つという意味で、そのような圃場整備をしていくことを目指しています。

肥料がなくても作物が育つ環境とは、土中において陰と陽の両方が存在する環境です。両方がそろう時、新たな生命が誕生します。

 

○土中の陰陽

 

では、土中における陰と陽のエネルギーの正体は何でしょう。

陰のエネルギーとは、物質(有機物)が微生物の力によって、「有(物質)」から「無(エネルギー)」へと転じた状態です。この状態は還元力がとても高い状態でもあり、土中はマイナスイオンで満たされています(作物の吸収力を助ける)。

その為には土中を多様な微生物で満たす必要があり、「乳酸菌栽培」等によってサポートしていきます。そして微生物にはエサが必要です。しっかりと草を育て刈りこんでいくことで、エサを供給していきます。

 

陽のエネルギーは酸素です。そして土中が酸素で満たされるためには、土が多孔質になっている必要があります。樹園地や野菜畑においては、2章で述べた天地返しの方法で土を多孔質に変えていくことができます。

その方法は土中の硬板層を破壊する方法でもありましたが、田んぼの場合、保水能力を維持しなければならないので、不透水層の存在は不可欠です。

 

○田の土づくり

 

田の土づくりは、お米を収穫した直後から始まります。

収穫した時に出るワラをすき込む形で、田に畝(うね)を立ててゆきます。この時、納豆菌(放線菌)もあわせて散布します。

これは、温かいうちに有機物の分解を促すためです。そして草の種の発芽も促します。そのことで、翌年の雑草の発芽をおさえることができます。

また、畝を立てることで酸素を十分土中に取り込むとともに、表面が凹凸になっているので、電子の活動が活発となり、還元力を高めます。

 

最初の畝を11月に立てたとして、年内にもう一度、畝のたて替え(凹凸逆に)を行います。そして1月か2月にもう一度元の畝に戻します。

すなわち、田の土つくりは、お米の収穫直後から田植えまでの期間に行い、畝の切り替えによって陰陽のエネルギーをしっかりと土中に取り込みます。

ちなみに、微生物によって分解が進むとマイナスイオンで満たされますが、そこに酸素を取り込むことは、プラス(陽)のエネルギーを取り込むことでもあります。そして「-(マイナス)」と「+(プラス)」が合わさると「土」となります。土こそが、陰陽合一の象徴です。

 

○田と草

 

無肥料というテーマからは外れますが、上記の方法で田の土づくりを進めると、田の草が生えにくくなります。

土づくりのあと、平らにして水を張ります。できる限り平らにすることが重要で、水田の環境を均一に保ちます。それでも草の種は発芽しますが、均一なので、まばらに発芽します。納豆菌が土中にたっぷり存在しているので、菌の攻撃で草が発芽しても弱くなります。そして弱い草は、タニシなどの攻撃を受けて除草されます。

これが均一でないと、一気に発芽するリスクが高まり、生き残る草が増えてきます。いったん生き残るとその草は強くなり、菌やタニシの攻撃を跳ね返します。

 

○もみ殻堆肥

 

最初に無肥料と書きましたが、自然の循環が保たれている圃場においては、肥料なしで作物が出来るという事で、転換中の畑など、まだ土づくりが不完全な畑においては、土からのエネルギーの供給が不足します。

その場合、肥料によって補ってあげることは重要ですが、不足している分だけ供給するというのは至難の業です。そして大量に投入された肥料は土づくりの足を引っ張ります。

 

なので私たちは自然に近い肥料を手作りし、必要に応じてその肥料を畑に投入します。

その肥料は、もみ殻と米ぬか、そして生ごみと水で作ります。

 

もみ殻はまず水でしっかりと湿っている状態にし、もみ殻にしっかりと米ぬかが付着する程度の米ぬかを加えます。生ごみはあるだけ加え、なければ加えなくても構いません。良く混ぜた後、できる限り高く積み上げてビニールで覆います。高く積み上げるところがポイントで、電子は高いところに登る性質があるので、積み上げれば積み上げるほど、発酵が活性化します。この時、乳酸菌溶液も一緒に投入しておくと、発酵はスムーズとなり、水の代わりに海水を用いるとさらに発酵が進みます。

その後、5日に1回程度の割合で切り返しを行い、乾燥してきたら必要に応じて水分を加えます。

これを4回繰り返すと、約1か月という短さで上質の堆肥が完成します。

それ以降は、例えば生ごみが溜まってきたら、堆肥の半分を畑に投入し、残った堆肥とフレッシュなもみ殻と米ぬか、そして生ごみを加えてよく混ぜて積み上げます。それ以降は、1~2回切り返すだけで、生ごみの姿は消えて、上質の堆肥となります。

 

ここでも大切なことは、畑が今何を望んでいるのか、その声を自分が聞き取ろうと耳を澄ますことです。ご飯が欲しいと訴えていたら、「無肥料」にこだわらずにご飯を上げてください。しかし、それをした後の観察もしっかりと続けて、その結果を受け入れることが大切です。

 

自分の信念に縛られて、あるいは失敗を恐れて「何もしない」ことが最大の失敗です。

 

(「無肥料栽培」、終わり)

 

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むすび通信1100号のURLです。

http://musubi.air-nifty.com/blog/2014/06/100url-d6cc.html

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むすび通信134号(農哲3:乳酸菌栽培②)

2015.8.19発信)

 

○散布

 

仕込んだ溶液は100倍程度に希釈し、動力噴霧機を使って散布します。葉っぱにたっぷりかかるように散布し、樹木であれば月1回以上、野菜であれば月2回以上の散布が望ましいです。

散布のタイミングは満月か新月に行います。この時期は、虫の産卵活動が活発になりますが、産卵した直後の卵や生まれたばかりの青虫などは、溶液がかかるとミイラ化します。

仕込んだ溶液は、発酵によって強い酸性(PH3.5以上)となっており、希釈しても酸性が保たれるので、その酸の効果によるのか、あるいは卵等に菌が付着することでダメージを与えるのか、詳しくはわかりません。

しかし、溶液自身は殺虫剤ではないので、成虫には効かないし、青虫も成長すると効果はありません。あくまでも散布の時期が適切だと、防除効果がみられるという程度です。

ですから、満月か新月が望ましいという程度であって、作業できるタイミングで散布します。

 

○効果

 

本来の効果は3つあります。

 

効果1:病気を防ぐ

病気の原因の一つとして、病原菌の増殖(暴走)があります。何故増殖したかが問題ですが、畑で生じる病気も同じです。

溶液には殺菌効果がないので、病原菌を消すことはできません。しかし、多様で大量の善玉菌が葉っぱの表面に付着することによって、拮抗作用によって病原菌の活動を押さえることができます。多様な菌の存在は、一部の菌の暴走を押さえます。

しかし、葉っぱの表面に付着した菌は、雨によって流されるので、定期的な散布が必要です。

 

効果2:免疫効果を高める

免疫効果は、複数の善玉菌や複数の栄養素のチームプレイによって発揮されます。

散布した溶液に含まれる菌や栄養素は、葉っぱから作物内に取り込まれます。根っこから吸収するのが本来の姿ですが、葉っぱからの吸収は人間が点滴によって栄養素を体内に取り込むのと同じです。このことによって作物自身の免疫力が向上し、自分の身は自分で守れるようになります。健康な作物は虫も食べません。

 

効果3:土を育てる

 

葉っぱに散布した溶液の大半は、雫となって土に落ちます。土に落ちた微生物は、土中の発酵を活性化させます。そして土の発酵が十分進むと、根っこから栄養素や菌の吸収が常に行われるようになり、作物はさらに健康になってゆきます。

 

○他の農業資材

 

乳酸菌溶液は、「作物や土を健康にする」ことを目的として使用するものです。しかし、外的要因は絶えず変化するし、慣行農から自然農へと転換中の畑は様々な問題も出てくるため、乳酸菌溶液では防げない現象も多々生まれてきます。乳酸菌溶液以外に活用している農業資材をいくつかご紹介します。

 

●木酢液

木酢液は炭を作るプロセスで抽出できます。木酢液を500倍以上の高濃度で散布すると殺菌効果があります。既に病気が発生している場合は、集中的に木酢散布で防ぎます。また、虫の活動を抑える効果もあり、既に木酢が散布されている園地を虫が避ける効果もあるようです。シーズンの始まりなど、年に1回以上の散布がお勧めですが、木酢液には殺菌効果があるため、乳酸菌溶液と混ぜて一緒に散布することはできません。

また、1000倍より薄い濃度で散布すると、栄養素としての効果があります。

 

●梅酢など

葉物野菜等が病気になった時、カルシウムなどのミネラルを与えることが有効な場合があります。その場合、梅酢や柿酢といった酸度の高い溶液に牡蠣殻(貝殻)を十分溶かせて、その溶液を散布すると有効です。カルシウムを溶かし込んだ梅酢と乳酸菌溶液をブレンドして散布すると、さらに相乗効果が期待できます。

木酢液も酸性なので、これに牡蠣殻を溶かして散布することもお勧めです。

 

●光合成細菌

慣行農から転換途中の農地など、園地に不純物が多数残存している場合、乳酸菌溶液の投入で時間をかけて取り除くことは可能ですが、既に2章で登場した光合成細菌を投入するのが最も効果的です。

光合成細菌は田や沼などに生息していますが、それを抽出するのは簡単ではありません。しかし、いったん抽出すると、透明な容器に水道水(中性の水であることが重要)とエサ(鰹節など)を加えて日当たりのよい場所に置けば、簡単に増やすことができます。誰かから種菌をもらい自分で増やすのが現実的です。

光合成細菌は水中で生息するので、雨の前か雨が降っているときに散布するのが有効です。

 

●えひめAI

乳酸菌溶液を自分で作るのが面倒だという人には、スーパーで調達できる菌を増やして同様の効果を持つ溶液を作ることができます。ヨーグルトとドライイースト、納豆を使用しますが、専門の本も出版されていますので、関心のある人は調べてみてください。

 

身の回りの素材を使って、あるいは自分たちで道具などを開発して農業資材を準備し、畑に投入していくのを理想としています。しかし、一人ですべてを準備するのは大変です。複数の農家さんが協力し、お互いの農業資材を提供しあうとか、流通している農業資材を活用するなど、柔軟に対応していただきたいと思います。

 

(「乳酸菌栽培」、終わり)

 

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