カラスとウサギ
獣害の被害が年々広がっています。
○カラス注意報のその後
カラスは今、ほとんどいません。
彼らはいったいどこからやってくるのだろう。
地域の人たちは、3.11で避難してきたカラスたちが、冬の和歌山はとても住みよいということを学習し、渡り鳥化したのではないか・・と言ってます。
まあ、うるさいだけなら別にいいのですが、凄くいたずらします。
みかんを食べる。袋がけしたみかんの袋を破る。設備を壊す・・・
森家の畑は、被害が集中している「カラスが付いた畑」と隣接しているのだけど、今のところ目立った被害は出ていません。
○ウサギ
他の畑ではほとんど被害が出ていないと思われる被害が、むすび農園で出ています。
それがウサギの害。
「美味しいエサ(草)が山ほどあるんやから、そらおまえんとこに寄ってくるわ!」と言われてます。
まあ、草を食べるだけなら別に何でもないのだけど、植えたばかりの苗木の枝をかじるのです。
ウサギにかじられた苗木は成長しないといわれてます。
今年植えた苗木がほぼ全滅してしまいました。
枝が無くなりちんちくりんに。そして葉っぱもすっかりなくなり・・・
どうにか新葉は出てくれていて(出ていない木もあります)何とか持ちこたえてくれてるのだけど、はたして大きくなってくれるのだろうか・・・。
しかし・・・園地に200本ほどの苗木が植わっているのに、今回は、今年植えた苗木だけ攻撃されました。
すぐ隣に、同じくらいの大きさの苗木が何本もあるのに・・。
僕の勝手な想像ですが、植えたばかりの苗木は、まだ畑の波動と同調していない。
なのでそのエリアだけ「異物」のようにウサギには映るのではないかと・・。匂いが違うとか、そんな理由かもしれませんが。
植えた苗木だけ守ればいいのなら、やり方は有るので、来年はそれを試してみます。
○イノシシ
イノシシの柵が至る所に張り巡らされているのですが・・・
柵の効果は1年・・と言う話が広がっています。
穴を掘って自由に出入りしているそうです。そして、その穴を見つけて塞いでも、また隣に穴を掘る。
確かに穴を掘るのは上手です。
むすび農園にも、しばらく来ていなかったイノシシが、最近あちこちに穴を掘り返しています。
冬には、みかんを食べられるんだろうな~~
○その他
今まで、みかん畑で獣害と言えばヒヨドリでした。
みかんを食べるならまだしも、突っついただけのみかんも多く、この被害は相変わらずです。
しかし、ヒヨドリの多い年と少ない年が、みかんの表年(豊作)と裏年(不作)と連動していて、自然は凄いですね。
今年のヒヨドリはきっと多いです。
そして、タヌキやハクビシンは野菜畑を攻撃します。
こんな状況でも、しゃあないな~~と言いながら、農業を続ける農家さん。
自分に降り注ぐ様々な困難を、正面から受け取りながら、サラッと流して、今自分がするべきことを、前を向いて淡々と日々を過ごす。
だから「あなたたちは凄いよ~~!」と言ってるんだけど、
「なにアホなことゆうてんの。けんちゃんもよお頑張ってるな~」と言ってくれます(笑)
第2の人生。農業と出会えて本当に良かった。
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