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金子美代子さん(みよみよ)を偲ぶ

「むすび・ねっと」にとても深くかかわってくれていた金子美代子さんが、110日に永眠されました。享年53歳でした。

 

彼女はとても交友範囲が広く、共通の友人も多くいました。

 

彼女と知り合ったのは、僕が会社を辞める直前でした。ちょうど丸4年になります。

彼女と共通点が多く、いろんな活動を一緒にしてきました。

 

彼女はいろんな人とすぐに友達になってしまう、不思議な力があり、そしてこの人とこの人が出会うときっと素敵よ、といっては人と人を結ぶ仕事をしていました。

 

僕たちは「おむすびさん」だねと、お互いに言い合っていました。

 

彼女は調子の波が大きく、ちょくちょくうつ状態になっていました。

そんなときには人とのコミュニケーションが十分に取れなくなってしまうのですが、僕には弱音をたくさんはいて甘えてくれました。

 

お互いにワンピースが好きで、今世の中でおきていることと、ワンピースで描かれようとしている世界は、同じことが同時進行で進んでいる。この漫画は凄い! そして僕らも、ルフィーたちのように、今の世の中を変えていく仕事をするんだ、と話し合っていました。

 

彼女は半ば自虐的に、「けんちゃんがルフィーで私がウソップね」という話もしてましたが、「僕はルフィーじゃないけど、みよみよはウソップかもしれないね。ウソップはとても重要な役割を担ってるんだよ。僕はウソップが大好きだよ。」そんな話もしました。

 

彼女に異変が現れ始めたのは去年の9月頃だったと思います。

 

落ち込むときの前兆が出てきた。怖い。

今回は、いつもの感じとなんか違う。どうしよう。

 

ここから先は省略させていただきます。

ただ、期初から彼女の相談にのってきたのに、結局彼女を救う事が出来なかった。自分のふがいなさが悔しくって悔しくって・・・すごく落ち込んでしまいました。

でも、同じような想いで彼女を見送った人たちのメッセージを聞き、僕にも多くの励ましのメール等を頂き、彼女がたくさんの素敵な友人に囲まれ、愛される存在であったことを改めて実感しました。

 

共通の友人から頂いたメッセージを紹介させていただきます。

―――

わたしの恩師がおっしゃった言葉に
「全ての死は、広義の意味で自死である。自分がその人生を選び、
その場所に行き、それを食べすべて自分の選択なのだから。」
 
「なので、死は残されたものにのみ意味がある」と。
 
残された私が、彼女の死をどう受け止め、
彼女と出逢ったことを今後の人生にどう活かすか?
それしかないんだと気づきます。
 
大きな宿題をもらった感じです。
 
まずは、気にかかったことにすぐ取り掛かろうと思います。
後悔しないために。
―――

 

彼女と僕は「おむすびさん」でした。

そしてお互いにたくさんの縁を結びあいました。

 

彼女に結んでもらったたくさんの縁をこれからも大切にし、形あるものへと育てていく。それが彼女と共に生きていくことだと今は感じています。

 

彼女の死があまりに突然だったので、自分の気持ちの整理をつけるのが精いっぱいだったのですが、彼女と縁があった人でこの事実を知らない方がまだいるにちがいない、と思い、ブログにアップさせていただきました。

 

彼女の友人たちが、2月中旬に「金子美代子を偲ぶ会」を企画してくれています。

まだ詳細は決まっていませんが、もしご出席を希望される方がいましたら、お問合せ下さい。

 

金子美代子さんの冥福を祈ります。

たくさんの「ありがとう」を込めて。

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コメント

はじめまして、検索サイトから訪問いたしました。
みよみよとは研修のアシスタントをさせていただいてからの付き合いでした。

二人ともお勉強が好きなことから、出会う場所はセミナー会場が大半でしたが、僕が始めて講師をさせていただく際には相談に乗っていただいたり、
キャリアについての悩みに乗っていただいたりと、与えてもらってばかりいました。

以前からネットで発信しなくなったな。。。と思っていましたが、連絡は取っていませんでした。

先日共通の友人から亡くなったみたいだよという言葉を受け、検索でおむすびさんのサイトにたどりついたというわけです。

亡くなってなお、人と繋がらせてくれるのかと
みよみよのことを思い出して寂しくなっていますが、
彼女に出会って得たもの学んだものを、今後の人生で活かして生きたいと思います。

投稿: 川崎 | 2014年4月30日 (水) 13時51分

僕は彼女のことを先生と呼んでいました。僕は非常に精神的に病んでいて、先生に相談を色々して非常に助けられました。いっしょに食事をし色々な本を貸してくれたりしました。ある日先生からいっしょに死のうとメールが入りました。僕はびっくりしてすぐ電話をしました。泣きながらいっしょに死んでと言われました。そして色々話してる途中にごめんと言って電話を切られました。そっからメールしても電話しても音信不通になり、
僕は僕で体調を崩し最近まで彼女の死を知りませんでした。僕は先生に救われた部分がいくつかありました。いっしょに死のうなんて言う人じゃないから、これはかなりまずい状態なんだと分かりました。僕は先生を救えなかった。先生の墓は何処にあるのか教えて頂けるとありがたいです。
毎日2人で生きてるかい?の確認をしていた。
よろしくお願いします。

投稿: 岡俊宏 | 2015年7月20日 (月) 09時12分

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