雨、その後
先日の24日から25日にかけて降った雨は、本当に恵みの雨でした。
二日間で約60ミリの降水量でした。
7月末に、20ミリ程度の降水量がありましたが、この時は、畑の表面を湿らせただけで、木の根っこまでは届かず、樹勢は回復しませんでした。・・・それでも貴重な雨で、あの雨が無かったらもっと悲惨な状況になっていました。
今回は、病後にいただく「おかいさん」のように、じんわりと染み渡り、根にも届き、概ね樹勢は回復しました。
苗木を中心に数本の木を枯らしてしまいましたが、その程度で済んだのは何よりでした。
この雨で、今後、よほどのことがない限り、今年は大丈夫です。・・・来年にどんな影響が出るかは、現時点ではわかりませんが。
そんなわけで、畑の木々は元気を取り戻しましたが、もっと劇的に回復したものがあります。
それは「雑草」
自然農の畑の雑草の一部が枯れ始めるという、これまで経験のないことが起こり始めていましたが、日々、たくさんのエネルギーを太陽から受け取りながら、それを一気に放出する機会をずっと待っていたのですね。
まるで、ビックリ箱のふたを開けたように、数日見なかった畑の様子が一変していました。
僕の受け取ったイメージでは、雑草のボリュウムが3倍くらいに増えた感じです。
農作業的には、一難去ってまた一難。
どこから手を付けよう・・・と、くらくらしています。
〇今年のみかん
今年のみかんの速報です。
今年の糖度は、1~2か月早く推移しています。
既に口に入れても大丈夫、な状況で、たぶん、1~2度、例年より甘いみかんが仕上がりそうです。
みかん全体が、甘く仕上がる中、自然農のみかんはどんな味になるのでしょう。
それでもきっと、個性を出してくれるはずです。
みかんの量ですが、春先に落果して、ずいぶん心配しましたが、清見等の一部の品種を除き、結構成っています。
しかし、サイズは小さいです。
農作業的には、採っても採ってもたまらないみかん、です。
なので、総量はやはり少ないかもしれません。
〇今年の販売
一か月後には、極早生みかんの出荷が始まります。
きのむすびでも、極早生みかんを販売しますが、秋みかんは自然農的にはなかなか難しく、昨年はあまり満足のいく味ではありませんでした。
今年も不安でいっぱいですが、「12月まで待てない!」というかたに、冬みかんとは品種が違うんだ! と言うことをご理解いただき、2~30箱の限定販売します。
詳細は9月中旬に、別途ご案内します。
もうしばらく、お待ちください。
| 固定リンク
「むすび農園」カテゴリの記事
- むすび通信134号(農哲3:乳酸菌栽培②)(2015.11.09)
- 台風報告(2014.08.15)
- むすび農園の試練(その後)(2014.08.15)
- むすび農園の試練(ありがとう)(2014.07.31)
- むすび農園の試練(2014.07.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント