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きのむすびみかん収穫スタート

13日より、むすび農園のみかんの収穫を始めました。

12日、森チチのみかんの収穫が無事終了し、だから13日からではあるのですが、実は13日は新月です。
13日からむすびみかんを取り始めようと、半年前から決めていた(笑)。偶然でしょうか。

午前中はジュニアを、そして午後からはみかん精みかんを収穫しました。

去年も味見をしながら収穫したのですが、今年は糖度計を持ち込んで、味見&糖度チェックで、サンプルチェックしたみかんの糖度が11度以上のみかんの木のみを収穫していきました。

なので、今日収穫したみかんはおおむね11度~13度のみかんです。

そして年内に発送するみかんはすべてこのみかんです。

糖度と味の関係ですが、11度とは「まあまあ」の味です。
そして12度だと、お店でこのみかんが当たるとラッキーとうれしくなるみかん。
まあ、僕はお店でみかんを買ったことがないので想像ですが・・(笑)

でも、僕のみかんの12度は、お店で買って喜ぶほどの甘さは感じません。それは酸もそこそこ高いからで、それは皆さん承知していただいていますよね。

そんなわけで13日は気持ちが悪くなるくらいにみかんを食べました!(笑)

さて、その結果、チェックを通ったのはジュニアで4割程度、みかん精みかんで7~8割でした。・・・まだすべてをチェックしていませんが。

ジュニアの現実を見て、慣行農から自然農に切り替えるのは実に難しいと痛感しています。

ジュニアの味は慣行農と自然農の中間です。これは、単純に足して二で割った味という意味ではなく、もうすでに自然農の顔をしているみかんもあれば、慣行農の姿のままのみかんもあるということです。そしてチェックに合格したのはほとんどが前者でした。

地上だけを自然農に切り替えても簡単に木の体質まで変わってくれません。
土中の微生物の量を劇的に増やしていかなければ、と改めて覚悟した次第です。

しかし、みかん精みかんで上記の基準をクリアーできない木が、ポツポツと有ったのも事実です。

今年は夏は結構温度も高く雨が少なかったので、糖度は例年以上に上昇しました。ところが、この一か月は一気に雨の量が増えて、糖度も平年並みにまで下がってきてしまいました。

おまけに今年はみかんの色が来るのが遅かったです。・・・現在でも、ポツポツと青いみかんがあるくらいです。

西暦ではみかんの収穫はもう終盤戦に入ってきているのですが、旧暦的にはまだまだこれから取りはじめではないかと感じます。

なので今回基準をクリアーしなかったみかんは、あと2週間、木熟させることとしました。そこで再度チェックして、それでクリアーしていれば、貯蔵して来年以降の販売に回すし、そこでもクリアーしていなければ、市場に2級品として流すこととします。

今年は1月以降の販売量が少なくなるかもしれません。

そうそう、ご心配をかけたヒョウの被害。

みかん精みかんは、ほとんど被害なし! でした。

被害の出た畑と数百メートルしか離れていないのに、ヒョウは降らなかった?
あるいは皮が丈夫だからかな。

一方ジュニアは、被害が出た畑と隣接しているため、被害は出ています。でもその出現率は半分くらいでしょうか。傷は確かについているのだけど、ダメージにはなっていないというケースも多くみられます。
自然農のたくましさが少しずつ出てきているのかもしれません。


取り急ぎのご報告でした。

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